外部空間を介して施設内外を一体的に利用する点、市民ワークショップを通じて市民意見を計画に反映するのみならず、人材育成やまち育てを推進するという点、回遊性の高いまちなかの実現に向けて楽しく歩けるこみせを設けるなど、実現性のある提案が多く、それらが高く評価された。
また、各人の役割の明確化や、業務実施チームの体制が確立されていたこと、既存の施設や公共交通との関連性や温泉郷まで視野を広げたまちづくりの推進などの提案や、市民団体や関係部署との連携等についても期待されるものである。このほか、補助事業の活用や維持管理面において、市の財政負担の軽減に配慮した提案が、まちなかエリアのリノベーションの実現に向けて、市と協議し、よりよい設計としてまとめられることを期待された。