「サンクンガーデン」「眺望デッキ」姫路駅駅前広場整備事業

全体デザイン構想

所 在 地:兵庫県姫路市
竣 工:2013年9月
設 計:全体デザイン構想 + 監修 小林正美・南雲勝志・渡辺篤志
基本設計 日建設計シビル
実施設計 復建エンジニアリング

受 賞:グッドデザイン・地域づくりデザイン賞 BEST100(2015)

姫路城は日本で最初に世界遺産に指定された文化財である。その駅前広場の整備が2006年から短期間で実施された。当初行政から提案された計画が市民の共感を得られなかったために、私たちが呼ばれ、市民フォーラム、専門家会議、市民ワークショップなどを何回も繰り返しながら、開かれた形で公共空間のデザインを行った。その結果、城の前庭としての「サンクンガーデン」、城を枠取る「眺望デッキ」、市民が憩う「芝生広場」を実現することができた。当初は駅前の開発に対する市民の関心はあまり高いものではなかったが、計画と工事が進捗するにつれて、徐々に意識が高められ、現在ではエリアマネジメントの担い手が生まれている。