雲のテラス(公園管理棟)
緑豊かな公園の中で、親たちが子供の遊びを感じながらゆっくり休憩し、市民が自分たちの絵画やアートを互いに発表し楽しむ空間がどうあるべきかを考えた。全体的な構成としては、地を這うような水平な二枚の石壁の間の市民ギャラリーを包含し、その上に雲が舞い降りたような抽象的な屋根を極力薄く見せ、重量感を少しでも軽減するために、暑さ70mmのハニカム構造の鉄板の下に金属スパンドレルを貼り、細い丸柱で支えた。
多目的レストルーム
公園のトイレは暗くて恐いというイネージを払拭するため、ガラスのダブルスキンによる明るいトイレ空間を提案した。二枚のガラス面には細長いシルエット状の植栽パターンをほどこし、建物の前を歩くと不思議な奥行き感とざわめき感が感じられるような配慮をしている。